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2017-08-01

FRP製のお面を作るワークショップを見学してきました

いつもお世話になっている、仮面屋おもて様から「ワークショップをやるよ!」というので、どんな感じか見学に行きました。
お知らせしていた内容は以下引用の感じだったので、かなり興味があったのです。

仮面をつくりたいとか、つくってるけどもっとつくりたいとか、学びたいとか、学んでるけどもっと学びたいとかいわれまくっていたので教室をつくることにしました。
本オープンはもう少し先ですが、待ちきれなさもありプレイベントを刊行することに。今回はFRPをやってみよう!の会です。まる一日かけてFRPについてお勉強して体感して仮面つくって持って帰ります。

FRP能面制作体験ワークショップ

自分だけの力で能面をFRPで成型してみることでFRP造形の基礎を学ぶワークショップです。
FRP取り扱い上の注意、コツなどをプロの造形師から学びます。
FRP造形に関する細かい知識や、成型の技術を学びたい人向けの講座です。
制作した能面はお持ち帰りいただけます。

なかなかFRPを使ってお面を作るって機会が無いですよね。私だってちゃんと習ったことないですもの。
それに換気などの環境が整ってないとなかなか難しい素材でもあります。

というわけで、水嶋裕一先生のいらっしゃる葛飾区にあるアトリエ「studio dog tart」にて開催されたワークショップに行ってきました。

 

こんな感じで、アトリエからして「FRP作業やる気満々」な素晴らしい環境で教えてもらえます。
まだ設備が整っていないので雑然としていますが、粉塵の処理など万全な環境を目指すべく諸々調達してる最中だそうです。
ちなみに場所は京成本線四ツ木駅から徒歩10分という、割と地の利がいいところにあります。
そして、アトリエは「ザ・下町の古い工場」といった感じの建物で、とても風情があって気分が盛り上がります。

アトリエ内にはおもちゃが置いてあったりと、先生の部屋に遊びに行った気分になれてちょっと楽しいです。
他にも先生の作品が転がってたり、道具が見れたり、見どころ満載のとても楽しいスペースでした。

 

というわけで、生徒さん4名にFRP製の能面マスクを作ってもらうというこのワークショップ。

何故能面?と思う方もいらっしゃると思いますが、あまり凹凸のない面の方が、抜く時に失敗が無くとても初心者向けの素材だとの事。なるほど。
このワークショップは一連の流れを把握するのにとてもよく考えられた内容になっていて、造形やその他の応用が利くような教え方になっています。
さすが。

生徒さん達も、美少女着ぐるみを作りたい人や道化師をやっているので自作したい人など、お面を作る理由が明確にある人たちなので熱量が違う!
色々質問が出たり工夫があったりして、また硬化の間に話をして情報交換が出来たりと、なかなか充実した時間が過ごせていたようです。
私もFRPを使っているので、その輪に加わって面白い話が出来ました。

内容としては、とても基本的な事をとても丁寧に教わるというイメージ。
先生がつきっきりで教えてくれるので、初心者でも失敗なく作ることが出来ます。
また、道具が充実しているので、自分がどういう道具を使うべきかわからない人にとっては色々聞けていいと思います。
もちろん設備や環境などの大きなものから、筆や材料などの買い方や選び方など、割とネットに落ちてないものについて的確な情報を貰えたりして、それだけでも十分満足できます。

 

出来上がったお面に着色するところで、それぞれの個性が出てきます。
それも能面の面白い所かなと思いました。

4人ともとても楽しそうに作っていたのが印象的でした。

家で気軽に扱えるとは言い難い「FRP」ですが、正しく扱うことが出来たら創作の幅が広がりますし、特性を生かして自分のイメージを具現化する事が出来たらこんなに素晴らしいものは無いなと、見学して実感したのでありました。
今後は定期的に行う予定だそうなので、ご興味がある方は参加することをおススメ致します。

また、今回は能面でしたが、美少女面の作り方でもワークショップ開こうと思っていますので、そちらも楽しみにしていてください。

 

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